ロバート・ゼメキス監督、"バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2"。
1955年から1985年に戻り、ジェニファーと新車でデートをしようとしていたマーティの元に、ドクがデロリアンで現れる。なんでも30年後の未来でマーティの息子が大変だということで・・・。
続編に名作なし、なんてことが公然と言われていた時代に果敢に立ち向かった今作。善戦はしていると思う。けど、当然ながら前作は超えられないわけで。
未来に行って過去に行ってと忙しく、タイムスリップものの設定の難しさってのがまずある。しかしながら過去シーンは前作を下敷きにしていて、きちんとアナザーストーリーを描いているのがすばらしい。うまいことできてる脚本。
1985年から30年後の未来へ行ったら当然のように車が飛んでるんだけど、けれどそれは2015年の世界で、リアル現在からしたら過去。車が飛んでいた事実はない。ぴったり調整してくれる服もない。"
ジョーズ"も19作まで作られていない。
けど中には「近い!」と思うものもあったりして。AI的なのとか。
これでスマホ的な描写があったら「すげー!」ってなったんだけどな。さすがに1ミリもなかったな。
さて、こうなると同時に撮影していて半年後に劇場公開された最終作の"PART3"が観たいところだけど、やんごとなき理由で先日の金曜ロードショーを録ってなかったのである。NetflixにもAmazonプライムにもない。うーむ、気長に待とうホトトギス。
"バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2" ★★★★
なんて書いたのが7月4日のこと。それから約1ヶ月後にNetflixに降臨したのである。ちょっとしたバック・トゥ・ザ・フューチャー感。
ロバート・ゼメキス監督、"バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3"。
マーティがデロリアンで1985年に戻ったのを見届けたドクだったが、その数秒後にまたマーティが現れて・・・。
前作のラストで1885年に飛ばされたドクからマーティに手紙が届いたところから物語が始まる。1955年のドクの協力で廃坑に眠っていたデロリアンを直して、マーティは1885年のドクの元へと向かう。
考えれば考えるほどこんがらがってくるので考えることは放置して目の前の物語にのっかるのみ。
要は西部劇の雰囲気で撮りたかったんだろうなーと。西部劇のシーンじゃ往年の西部劇映画で活躍していた俳優たちが出ているみたいだし。不勉強ゆえの気付かないオマージュがたっぷりあるっぽい。
そんな中でのラスト。これだけ未来だ過去だとタイムトラベルしまくりのマーティとドクだったけど、科学者であるドクが最後に残したのはこんな言葉だった。
『人間の未来はすべて白紙だっていう事さ!未来は自分で作るのだ。君らもいい未来を作りたまえ』