コンラッド・ヴァーノン、グレッグ・ティアナン監督、"ソーセージ・パーティー"。セス・ローゲン脚本・製作・主演。
スーパーの食材売場、今日も朝の開店時間を迎えた。ソーセージやパンを始めとする食材たちはみんな、人間に買われてドアの外へ出ることを夢見ているが・・・。
3DCGアニメで食材キャラはかわいくデフォルメされているので、てっきり子供向けの作品だと思いがちだけどさにあらず。
開始数分であまりのエロさに引いた。いや、画面的にはエロいことなんて何も行われていない。ただソーセージがパンに挟まっているだけだ。それがちょっと官能的に描かれているだけだ。本当に酷い(褒めてる)。
しかもエロいだけかと思っていたら、瓶が割れたり食材が潰れたり切られたりする描写がめちゃくちゃグロい。本当に酷い(褒めてる)。
そしてエロくてグロいだけかと思っていたら、アクションシーンもギンギンで、結果、なかなかのバイオレンス。本当に酷い(褒めてる)。
かと思いきや中盤では宗教的な描写もあって、あれは完全にキリスト教と聖書もしくはイスラム教とコーランにおける教えの変遷のメタファー。
スーパーの従業員は悪魔で、買い物客は神、さて真実は?
ってところで、ドラッグまで出てくるから本当に酷い(褒めてる)。
ソーセージとパンの恋の行方とか食材たちが真実を知ってどう行動するかってところが後半の肝。
そんな中で人間たちはと言えば、いやはやなんとも予想だにしない悲惨な末路。エグさの極み。本当に酷い(褒めてる)。
そして結論。そこかしこで食材たちが乱・・・もとい、ソーセージ・パーティーに勤しみ、要は天国はそこにありました的な、実に教えに満ちた物語。・・・って、どこがじゃ!本当に酷い(褒めてる)。
日米でR指定の今作。ソニー・ピクチャーズによる日本公開時のコピーは『新たなヒーローがたちあがる!』で本当に酷い(褒めてる)。