
リチャード・リンクレイター監督、"スクール・オブ・ロック"。
ギターを担当しているバンドでのライブ中、盛り上がり過ぎたデューイは観客に向かってダイブするも誰も支えてくれず床に落下。帰宅すればルームメイトから家賃の催促。挙げ句の果てにはバンドをクビになり・・・。
臨時教師になりすましたロックバカの男が、生徒たちにロックを叩き込んでバンドを結成するという物語。2003年の作品で、ものすんごく大好きな映画。当時、映画館で観ていて1回の中で3回泣いた覚えがある。あそことあそことあそこってのも覚えてる。
今回、それ以来か、その後に1回観たかもしれないけど、軽く10年以上振りで鑑賞。もちろん同じくジャック・ブラック主演の"
紀元1年が、こんなんだったら!?"を観たのがきっかけ。
いやー、今観ても最高。そして号泣。またしても3回、それも以前と全く同じところで泣いた。
まず生徒たちが自主的に練習をするシーン。台詞はなくて、それぞれが練習するところが流れていくだけなんだけど、なぜかここでウルッとくる。
そしてトミカが歌い出すシーン。これはもうグッとくる。
3回目はデューイがダイブしたら観客が受け止めてくれるシーン。最高でしょ。泣くでしょ。
そう、で、ラストは意外とあっさり終わるのよ。あれがまたいい。ちょっと小粋。
でもあのバレなさっぷりや、校長や親御さんたちが割と簡単に理解を示したあたりは、さすがにファンタジーだと感じたし、今時だったら即警察沙汰じゃんとも思うけど、そんな野暮なことは置いといていい。そんな些細なことはどうでもいいくらいに素敵な物語。
ジャック・ブラックがトコトンいいのは当然として、子供たちが本当にみんないい。役柄も合ってるし、しかも演奏や歌がめちゃくちゃ上手い。本当に最高のバンド、スクール・オブ・ロック。ベースソロだけがなかったのが私の唯一の不満。
いいわー。本当にめちゃくちゃいいわー。死ぬまでにあと何回観るんだろ。毎年の恒例行事にしてもいいくらいだ。ていうかなんでサントラ持ってないんだろ。これはポチるしかないヤツなのに。
ということでポチッとな。スクール・オブ・ロック!