
ジョン・カーニー監督・脚本、"はじまりのうた"。原題は"BEGIN AGAIN"。
ニューヨークのライブバー、ステージで弾き語りをしている男が友人でシンガーだという女性に飛び入りで歌わせる。それを客席で聴いていた男がいて・・・。
けれど主演のキーラ・ナイトレイとマーク・ラファロもとてもいい。2人の今に至るまでをそれぞれ時間を遡って語る脚本もいい。グレタの歌を聴いて勝手にアレンジをするダンに見える光景の演出がいい。つまり映画としてとてもいい。
だからラストで変なことにならなきゃいいなって、ちょっと祈りながら観ていた。そしたらきちんと収まるべきところに収まって、グレタはいい女でダンも素敵な男だった。納得のハッピーエンド。
んで劇中のバンドが最高。メンバーが増えていく過程もいいし、何よりフットワーク軽くどこでも演奏して録音するスタイルが非常にハッピー。子供のコーラスを入れるシーンなんて観ながらニヤニヤしてた。
そこにダンの娘、バイオレット登場。どんどんノってきてギターを弾きまくるところで泣けてきた。最高だろこれ。隣りのビルのヤツ、マジで黙ってろ。あと3分!
いやー、いいなーこのバンドの感じ、"
シング・ストリート"みたいだしなーと思っていたら、あれも同じジョン・カーニー作品だった(なぜか認識していなかった私)。今作が先であっちが後。なるほど、今作のこの感じをもっとピュアにしたわけだ。
あとデイヴ、めっちゃ歌うまいなって思ってたら、マルーン5の人なんだ。そりゃうまいわ。納得。にしたら演技もできたんだな。そっちがスゴいな。
こうなるとまた"シング・ストリート"を観たくなる。最高だもんな。また号泣するかな。
でも"ONCE ダブリンの街角で"も観たいな。すっかり忘れてるもんな。
ていうかジョン・カーニー、新作撮ってないのかな。って思ったら、Amazonビデオで"モダン・ラブ 〜今日もNYの街角で〜"ってドラマが配信されてるじゃないの。観なきゃ!