
マーティン・スコセッシ監督、"シャッター アイランド"。
1954年、連邦捜査官のテディは初めて組む部下のチャックと共にフェリーで島に渡ろうとしている。その島は裏側が断崖になっており、フェリーの発着場からだけしか出入りのできない孤島。そしてそこには犯罪者のみを収容する精神病院があり・・・。
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の今作。タッグを組むのは4回目。
2010年の作品で、劇場公開当時から観たいなーと思いつつ今になった次第。
そしてその間にちょっとは内容を知ってしまったりして、今作は観終わったら確認のためにまた観直したくなる作品とのことだった。つまり最後でドンデン返しがあるってこと。
そう思いながら観てたからってのもあるかもしれないし、設定がこうだったからってのもあるかもしれないし、私がいろんな映画を観たり本を読んだりしているからってのもあるかもしれないんだけど、半分くらいの時点で「あら?これってもしかして?」って気付いてしまった。
けれどもしそうだったら割とありきたりだからなー。からの?さらに?って展開があるもんだろうと期待した。だってスコセッシ御大よ。私なんかの想像の斜め上をいってくれるでしょうよ。
なーんて思っていたのに、全くもってそんなことはなく。ですよねーって感じで終了。最後の最後も「はいはい」って感じ。ザ・予想通り。
観終えてから検索すると難解と評するものがあったりするんだけど、今作って別に難解なんかじゃないし、ただただそんなにおもしろくないってことだと思う。御大が作ったおもしろくないものをおもしろくないって表現すると角が立つから、難解ってことにしとこうってだけ。御大が作ったものは正しくて、観てる私たちが至らないんですってことにしてるだけ。
なんだそりゃ。言えばいいんだよ、つまんないぞって。王様は裸じゃないかって。
さて、こうなると同監督の昨年の話題作、"アイリッシュマン"を観る気が徐々に失せていくな。大丈夫かな。観たいんだけどな。3時間あるしな。
まあでもがんばるか。