
TBSドラマ、"空飛ぶ広報室"。野木亜紀子脚本。原作は有川浩の同名小説。
2009年春、茨城県の百里基地、航空自衛隊員である空井は念願のブルーインパルスに乗ることが決まり・・・。報道局から情報局へ異動になった帝都テレビのディレクターである稲葉は、街ぶらロケで強いこだわりを主張し・・・。
ずっと観たかったドラマ。レンタルしないと観られないのかなーと思っていたら、こんなご時世だからかTVerで期間限定配信していた。
大好きな野木亜紀子脚本にしてTBSでの初の連ドラ作品。だからこそ観たかったのである。
と、私的期待値が高かった今作。序盤は正直、このテイストに乗り切れるか心配だった。割とテンション高めの設定だったので。
けれども、よーく考えたらそのテンション高めの原因である柴田恭兵がとても大切な役所で、めちゃくちゃ台詞の量が多い。ちょっと引くくらい多い。なので若干ウザい感じはするけど、だからこそのこのドラマなんだってことを受け入れられてからは素直に楽しめた。LOVE要素が多目だったのは流石に意外だったけど。
航空自衛隊の広報室が舞台のこのドラマ。いろいろと大変だなーと思いながら観ていて、途中でハタと気付いた。
このドラマこそが広報の最たるものだってことに。
だってガッツリ協力しまくりで、ガッツリ映像使いまくりの、ガッツリそんな物語なんだもの。すんげえ大きな設定での劇中劇って感じ。
だから航空自衛隊の諸々を知れたって点においても実に興味深いドラマだった。【勇猛果敢・支離滅裂】ってキャッチフレーズ(?)にしても。
最終回前のラスト、「え?あ、ここでそうなるんだ!」ってなった。
からの最終回。何よりも『災害派遣は勝利なき戦いである』って言葉がめちゃくちゃ響いた。正にその通り。「ありがとう、自衛隊の皆さん」って心の底から思った。
今作は本当に自衛隊という組織の実際の在り方を示してくれた良質なコンテンツ。観てよかった。
しかもブルーインパルスはカッコいいし、綾野剛はいい感じだし、ガッキーはかわいいし、水野美紀もナイスキャラだし、LOVEの結末もハッピーだし。
こうなると近日放送開始予定の野木亜紀子脚本によるTBSドラマ、"
MIU404"への期待は高まるばかり。早く観たいー。