負けはしましたがナイスファイトでした、鹿児島工業ナイン。
早稲田実業のよかにせピッチャーがうまかったですね。組み立て方と変化球のキレ、三振が多かったのも納得です。相手が一枚上手だったことは認めざるを得ません。
しかしそれは勝負においてのこと。この試合を楽しむということのに関しては、工業ナインの方が一枚も二枚も上手でした。
今吉晃一君が打席に立ったときの球場を覆った歓声が、それを証明しているように思います。チームのムードメーカーであった彼は、試合全体、球場全体のムードメーカーに成り上がりました。彼のガムシャラさ、ひたむきさ、チームの牽引力、そしてなんといっても楽しげな笑顔が、観客のみなさんに伝わったのでしょう。
試合後、スタンドに挨拶をする彼らに悔恨の表情は見られませんでした。精一杯やった結果なんだからそれでいいという潔さが、はつらつさ、清々しさを感じさせました。ちょっと泣けました。
勝負なんだから勝ちにこだわるのは当たり前です。しかしその過程が楽しくなければ、その勝利にどれだけの意味があるのでしょうか?負けても笑っていられることは、とても素敵なことかもしれません。
なんてことを考えた33歳の夏。高校生に刺激されちゃいました。