
ジョン・ワッツ監督、"スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム"。
メキシコ、異変を察知したニック・フューリーたちが向かうとゴーレムの如き巨大な異生物に遭遇するが、両手から緑のビームを放つ超人が空を飛んで現れて危機を回避する。一方ニューヨークでは、スパイダーマンことピーター・パーカーが高校の企画によるヨーロッパ研修旅行へと旅立つ・・・。
新たな超人が出てきて異世界の地球からやって来たって設定なんだけど、衣装やらマントやらビームやらに既視感。けれどその顔は至って普通の欧米人で、なんとなーく違和感。ソーでももっと違った気がする。
なので「ふーん、この人が新たなアベンジャーズを引っ張るヒーローなのかな?なーんかテンション上がらないなー。」って思いながら観ていた。
そしたら中盤で「あ!そんな話か!」ってなって、いきなり前つんのめって観始めることになった。
なのでピーターが通う高校の生徒たちも5年間の空白があったりする。実は21歳だけど今は16歳みたいな。
と、そんなヤングな面々なのでラブが盛り沢山。あっちもこっちもラブ。あ、ついでにおばさんとおじさんもラブ。
太っちょの親友ネッドのラブにはビックリしたし笑えた。いかにも高校生って感じで。
それと比べたらピーターの奥手なこと。恋のお相手MJも絶対にピーターを意識してるのに、どうにもこうにも踏み込めず。
そんな不甲斐ないピーター。でもスパイダーマンなので世界平和のためにやらなきゃいけないことがあって。
でまあスパイダーマンはヒーローなので、それもトニー・スタークから後を託されたヒーローなので、当然頑張っちゃうわけ。よっ!スパイダーマン!よっ!ピーター・パーカー!
だけどやっぱりまだ高校生なわけで。責任感とか覚悟とか、その辺が実に曖昧模糊としていて。
と、そんなピーター・パーカーの成長物語であり、MJとのラブストーリーであり、もちろんアクションヒーローものであり。
他のMCU作品と比べたら若いし青いけど、逆にそのフレッシュさがいい。ハイスクールラブストーリーなんて日頃観ないから新鮮だった。
にしてもMJデカいよなって思ったら180cmだと知って、さすがアメリカだと思った。