NHK連続テレビ小説、"ひよっこ2"。岡田惠和脚本。
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ひよっこ"から2年後、みね子と秀はあかね荘で暮らし、すずふり亭で働く相変わらずの日々。でもその相変わらずが幸せそうで・・・。
願いって叶うんだなー。本当に"ひよっこ"の続編を観られるだなんて。
直前に"ひよっこ"総集編の放送が前後編であって、それ観ながらずーっと泣いてた。みんなのあれやこれやを思い出して。だからこの続編はどうなんだろ?って期待半分危惧半分だった。
そしたらみーんなあのまんまの続編。あれから2年経ちました、という続編。前作を振り返りつつ、同窓会的な感じで本当にみーんな出てくる続編。よかった。こういうのを待ってた。
だってキャラ的に出てくるのが難しい島谷くんだって出てきたし、『ご安全に〜!』の松下さんも出てきたし、和夫さんなんてテレビCMに出てたぞ。あれは何だったんだろ?
早苗さんは当然だけど、彼氏(古市コータロー)も一緒で、しかも今回はセリフがあるし。ウケる。
んでもって、ちよ子がお姉さんになってるのが感慨深い。淡い恋心な感じ、いいわー。進はまだチビだけど。制服がだぶだぶなのが時代だな。
奥茨城のお母ちゃんたちのグータンヌーボ、結構長いシーンだったけど、3人がそれぞれの子供たちへの愛情を見せつけるいいシーンだった。三男のお母ちゃんのスタンスが息子の嫁に対しても変わらないのが素敵。愛があるゆえに敢えて突き放す感じ。よいー。泣ける。
みね子は乙女寮同窓会で、うっかり秀への愛の告白再び。続編らしくてとてもいい。これから続編の度に毎回やって欲しい。
なんだかんだで鈴子さんも元気になって、愛子さんはやっぱり接客業は不得手で、シェフはそんな愛子さんを励まして、由香もちゃんと家族で、元治も次回は旅行に行けるみたいで、よかったよかった。
実さんのお父さんっぷりもよかった。ちよ子の大人発言に対して、自分の記憶がまだ2年分しかないのを逆手にとっての『子供でいてくれ、もう少し。』ってのは見事だったな。それと秀に対しての『息子だ、俺の。』ってのも。
そしてそして、ちよ子。あんなことで進路を決めていいんだよ。俺も応援する!頑張って行け!茨大(いばだい)!
そんな今回のちよ子が言わば"ひよっこ"のテーマそのものなんだよな。ザ・朝ドラ的な大きな目標なんて掲げなくていい。大きな夢なんて見なくていい。目の前にある小さな幸せを手に入れようと頑張って、結果、身の丈にあった幸せに包まれる。それでいい。それがいい。
だから今のみね子も『幸せ過ぎて』なんて言っちゃうんだ。それでいい。それがいい。
観終わって思ったのは、これはこれからのための"2"なんだなってこと。これからもずっと続けていきますよって宣言みたいな。
そうときたらこっちもとことん観続けたい。
『これからも、頑張ろうね。 また、会えるといいね。またね!』