TBSドラマ、"メゾン・ド・ポリス"。黒岩勉脚本。原作は加藤実秋の同名小説。
新米刑事の牧野ひよりが、ひょんなことから元警察官ばかりのシェアハウスを訪れて・・・。
主人公である新人の戸惑いから始まって、基本的に1話完結で、各話で先輩たちの内の1人がメインになり、その先輩の教えと共に先輩のバックボーンが描かれつつ、チームプレイで解決し、主人公のバックボーンはずっと根底にあり、それまでうまくいっていたのボスキャラの登場で行き詰まるものの、最終回で全てがうまく解決し、主人公のバックボーン絡みの諸々もちゃんと昇華され、当然主人公は成長し、結局みんないい人で、これからもよろしく的な終わりを迎えるという、連ドラかくあるべしという王道の連続ドラマだった。
原作が小説だからか、作りがしっかりしていた。ずっとちゃんとロジックに則ったカタルシスがあった。最後こそロジックを無視していたけど、それはそれでまた良し。
とりあえず髪を切った高畑充希さんがいい。安定と安心の高畑充希さん。なぜか「さん」付けしたくなる高畑充希さん。そして絶対に幸せになって欲しいと願ってしまう高畑充希さん。理由は不明。だけど結構前からそう。
んでもって、おじさんたちもまたすばらしい。近藤正臣と小日向文世は盤石。角野卓造もキャラがぴったり。若く見える野口五郎はリアルになんかいやらしくていいし、若さ担当の西島秀俊はいつもの感じでよい。あと竜星涼の変化球っぷりもよかった。
これはそのうち続編あるでしょ。みなさんが元気なうちに同じキャストでまた観たい。
ごきげんよう。
