NHKドラマ、"トクサツガガガ"。田辺茂範脚本。原作は丹波庭の同名漫画。
子供の頃から特撮ヒーローものが好きだったけど、母親に女の子らしくないからと取り上げられてきた仲村叶。大人になった今は立派な特撮オタクになっているが、会社の同僚たちには知られないようにしている。いわゆる隠れオタで・・・。
観る前は全然期待してなかったのに初回からとっても楽しくておもしろくて、以降毎回、本当に楽しみだった。
全てのオタクに対する愛とあるあるに満ちていて、かなり狭い範囲の人たちにとってだろうけど、非常に力強いメッセージが多分に含まれていた。
衝撃だったのは第6話のラスト。あそこはもう衝撃過ぎてドン引き。からの「よくぞ言った!よくぞやった!」と心の中で拍手喝采。
この拍手喝采は主人公・仲村叶に向けてってのと同時に、役者・小芝風花に向けてのものでもあった。あの若さで、演技とはいえ松下由樹に、あんな見事なビンタを食らわすなんて。しかも直後に『じゃかあしい!クソババア!!』って。最後まで観終えてからまた観直したもの。(と書いていたけど、再放送で観直したらカメラのスイッチングでうまいことビンタを食らわせているように観せているだけで、実際にはビンタしていないと思われた2021年7月末)
そんなにシリアスだったのは、まあそこくらいで、あとはとっても楽しかった。
何よりジュウショウワンもエマージェイソンもたっぷり出てくるところがとてもよかった。
このドラマ、特撮パートもあるから通常の何倍もの撮影をしてるわけでしょ。贅沢〜!っていつも思ってた。
しかもリアルドラマパートのいいところでシシレオーやエマージェイソンが出てくるから、ちゃんと必要性もあるわけだし。しかもその方が分かりやすくて説得力があったし。
主人公の叶はもちろん素敵なんだけど、私のイチ推しは吉田さん。戦隊ものでは青好き2番目好きの私としては、やっぱり2番目の吉田さんになるわけで。
だってこんなに美人なのに、イチ推しキャラを前にした時の狂気さえも漂わせるこの笑顔よ。
しかも吉田さんも青い2番目キャラ、トライガーが好きときた。奇遇!一緒にジュウショウワンのショーを観たい!吉田さーん!
全7話の"トクサツガガガ"。
中でも私的な白眉は第4話。ツゴーアウジャンも最高だし、ラストのカラオケのシーンなんて何回観たことか。何回観ても楽しい。何回観てもニヤニヤする。そして何回観てもエマージェイソンの歌は覚えられない!
あれは1人じゃ絶対無理。2人でもやっぱり無理。だからこその5人だったわけだけれども、みんなあれよく覚えたなーと感心する。だって振り付けもよ。だってその後のラブキュートもよ。スゴくない?リスペクトしかないわ。ずっきゅーん!
続きが気になるー。原作漫画はまだ続いてんだよなー。どうなるんだろうなー。読みたいなー。でもドラマが好きなのかもしんないしなー。
なんて考えてる今も幸せな時間だと思える。
ありがとう、トクサツガガガ!ありがとう、ジュウショウワン!ありがとう、エマージェイソン!ありがとう、吉田さん!
ごきげんよう。