今日の昼間にランニングをしていたら、やけに小学生が多かった。ははーん、始業式で半どんか。
そう思いながら走っていたら、身体に見合わない大きさのランドセルを背負って駆けていく小学生女子がいたり、どうしてもこの青信号で渡りたい小学生男子がダッシュしていたりして、小学生ってのは走る生きものなんだなと認識した。
そしたら私の前に横っちょから小学生男子(4年生くらい)が躍り出てきた。もちろん走りながら。
結構なスピードで間が縮まらず、しばらく一緒に走っている形になった。やっぱり小学生は走る生きものなんだ。
てなことを思った刹那、彼が不意に振り向いた。そして言った。『速っ!』
「はっ!さてはこいつ、俺に大差をつけて走り去り、こっそり勝ち誇ろうとしてやがったな!そうはさせるか!」
と、瞬時に私の大人気ない対抗心がメラメラと燃え上り、奥歯を噛み締めて加速装置オン!009!
すると向こうも一気にスピードアップ。私も負けじとスピードアップ。だから向こうもさらにスピードアップ。
一般歩道でマジかけっこを始めてしまった45歳(もうすぐ46歳)と推定10歳。
約30メートルをダッシュして最終的には私の勝利。ばひゅーん!と抜き去ってやりましたよ。大人の貫禄で。
と思ったのも束の間、実は私のウエストポーチに入れていたiPhoneがダッシュした勢いで滑り落ちており、後ろから来た彼が拾って手渡してくれました。かたじけない。面目ない。
しかもよく考えたら、彼はランドセル背負ってましたからね。私は手ぶらのフリーですからね。それでまともな勝負になるわけないですよね。ニントモカントモ。
試合に勝って勝負に負けたって、こういうことなのかしら。(違う)
ごきげんよう。