私のおととしのベスト・ムービー”スクール・オブ・ロック”。ロック大好きなダメ男が、臨時採用の教師と偽って子供たちにロックを教える物語。バイオレンスもセックスもなく、老若男女がたのしめる今どき稀有な映画。
私の大好きなこの映画を監督したのはリチャード・リンクレイター。彼の新作は”がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン”。私がちっちゃい頃にあったドラマ”がんばれ!ベアーズ”のリメイク版だ。とはいえ、人物設定など随所に現代風のアレンジがしてある。車イスの少年もチームメイトだったりする。
基本的なストーリーは単純。ダメチームのベアーズが新しい監督(キワモノ、ビリー・ボブ・ソーントン)の指導で強くなっていき、初戦でボロ負けしたチームと決勝戦で戦うという話。
しかしその強くなっていく様というか、自信を持っていく様が観ていて非常に気持ちいい。決してガムシャラではないし、地に足が着いた状態で頑張ってる感じ。少年野球の持つ楽しい面と厳しい面をバランスよく表現している。
”スクール・オブ・ロック”では3回泣いたこの私。やはり”がんばれ!ベアーズ”も泣いてしまった。
監督である父に抱き寄せられたときの娘の表情にウルッ。フライを捕ったことがないルーパスと車イスのフーパーの連携プレーに笑い泣き。最後のギャロの一言で号泣。泣いた泣いた。
彼らの口癖は原題になっているように『BAD NEWS(悪い知らせ)を見せてやれ!』だが、私にとってはVERY VERY GOOD NEWSだった。
がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン スペシャル・コレクターズ・エディション
/ パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
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スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション
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