
クリストファー・ノーラン監督・脚本、"メメント"。
主人公と思しき男が眼鏡の男を銃殺する。画面は逆再生していき、そして・・・。
クリストファー・ノーランの出世作で評価の高い作品。なんだけど今までなぜか観ていなかった。Netflixで発見したので観てみた。
ら、これは何?どうなってるの?どういう種類の映画?さっきからなんかずっと同じシーンを2回ずつ観てるような。
と、半分くらいまで全く意味というか観方が分からなかった。
んだけど、主人公レナードが記憶障害であり、それを表現するための効果的な手段として時系列が戻っていくという演出だと理解してからは、途端におもしろくなった。
ものの、カラーとモノクロのシーンの違いを理解するには至らず、さっきのシーン、つまりこの先に起こったことを覚えておくのが難しく、観方が分かっても難解な作品であることに変わりはなかった。
とはいえ、あるキャラクターには「えっ?おまえ!」って思ったりと、監督の策にまんまとハマってしまったりはしつつ。
でもって、最終的にどんな結末が待ってるんだろう?もう残り時間なくない?なんて思っていたら、何この想像していなかった急展開な結末。えぇ・・・。昔々に"セブン"を観た時と同じような虚脱感というか胸糞の悪さというか。どんより。
でも、こうなると全部辻褄がちゃんとあってるのか最初からもう1回観て検証したくなるな。当分は観ないけど。
ごきげんよう。