TBSドラマ、"陸王"。
埼玉県行田市の老舗足袋屋【こはぜ屋】は資金繰りに窮していた。足袋の需要は先細りの一途を辿るばかり。銀行の担当者から新規事業を提案された社長の宮沢は、ふとしたことから足袋作りの技術を応用したランニングシューズの開発を思いつく・・・。
TBS日曜劇場のこの枠、池井戸潤原作ものは"
半沢直樹"、"
ルーズヴェルト・ゲーム"、"下町ロケット"(あれ?なんで感想文書いてないんだろ?)に続いての今作。もう鉄板も鉄板。観る前からおもしろいことが約束されていたようなもの。
果たして結果は・・・やっぱりおもしろかった。
原作、脚本、演出はもうフォーマットが出来上がってる感。どうやって勝ち上がっていくか。というおもしろさは同時に、次はどうやって妨害されるか、ってことでもある。
なのでずっとゴタゴタの波乱万丈は必至。ただただ最後がハッピーであることを信じるのみだ。そしてその信用は裏切られるはずはないってのも分かってる。だからこそ観ていられる。じゃなきゃ途中で心が挫けるわ。あんなに次から次に困難がやってきたら。
そんな秀逸な物語に加えて役者陣が超豪華。役所広司に寺尾聰ってのも豪華だけど、なんといっても山﨑賢人と竹内涼真ってのがもう。
竹内涼真の走るフォーム美しいなー、さすが役者だなーって思ったらサッカーやってたんだものね。そりゃー走れるかー。ナイスキャスティングだわ。
陸王というランニングシューズをモチーフに、こはぜ屋と茂木裕人の立ち位置、物語が時を置いてシンクロしていく流れは見事。素直に感動した。
最後、割とあっけなかったのにちょっとびっくりしたけど。
来月の鹿児島マラソン、私も陸王を履いて走りたい!って思ったけど、ソールが固すぎて膝を壊すんだろうな。なのでカリスマシューフィッターに私に最適なランニングシューズを選んで欲しい。
とか思いながら今日はランニングしてた。もちろんイメージは茂木裕人。妄想は自由!
"
陸王" ★★★★