
能町みね子著、"お話はよく伺っております"。
喫茶店やファストフード店や電車の中、お隣りから聞こえてくる会話を著者が勝手にリポート。時には過分な想像を交えて。という、言ってしまえば盗み聞きしてチャチャを入れてる本書。
ページにしたら4ページ。しかもその中にイラストも入るから正味3ページちょっとで1つのお話をよく伺えるので、営業中の軽いヒマタイムに読むのに最適。
どこから読み始めても、どこで読み終えても問題なし。なんならどこまで読んだか忘れたから、この辺かな?って適当に読み始めても問題なし。1回伺ったお話をもう1回伺っても問題なし。実に軽い気持ちで軽く読める1冊。
それでいて内容は能町さんのおかしなもの引き寄せアンテナに引っかかるようなお話ばかりなので、おもしろかったり不思議だったりかわいかったり。
ナンシー関から毒っ気を抜いた感じもするし、往年の"VOW"の流れも感じる。
つまりは私にとってネタ的にツボ。いくらでも読めちゃう。いくらでもお話を伺えちゃう。
私にとっては"
お家賃ですけど"に続いて2冊目の能町さんの本。次は何を読もうかなー。