ザック・スナイダー監督、"ジャスティス・リーグ"。
スーパーマンが死んでしまった世界。バットマンはその責任を重く感じている。そして世界に確実に強大な悪が近づいているのも感じている。バットマンはチームを組むべき仲間探しに奔走し始める・・・。
前作"
バットマン VS スーパーマン / ジャスティスの誕生"に続く物語。作品的には間に"
ワンダー・ウーマン"がある。
序盤は暗い。ただでさえ暗いバットマンが落ち込んでるので陰湿な雰囲気が増しに増して映画全体が暗い。
しかしながら物語は実にテンポよく進んでいく。じゃないとヒーローたちの個々の物語を描ききれないから。そしてダイアナa.k.a.ワンダー・ウーマンが出てきた途端に画面が華やかになる。そこで描かれているのは激しい戦闘シーンだけれども。
バットマン、ダイアナ、フラッシュ、アクアマン、そしてサイボーグ。このチーム、最高。構成というか適材適所というか、非常にバランスがいい。
しかもそれぞれの物語がコンパクトながらもしっかりしていて、それぞれが戦う理由、チームに参加する(しない)理由が明確。この脚本の分かりやすさはとてもいい。
しかも中盤を過ぎてのあの展開って。サイトでは脚本はジョス・ウェドンの単独表記だけど、実際はクリス・テリオが主に書いてるはず。追加撮影を降りたザック・スナイダーの後を引き継いで監督したのがジョス・ウェドンで、だから脚本としてクレジットされてるんだそう。
にしてもスゴいな、ここでジョス・ウェドンて。"アベンジャーズ"の監督で脚本家よ。そんな人が今度はこっちよ。この制作スタッフチームこそアベンジャーズでありジャスティス・リーグじゃないの。
と、そんな最強チームの作品だからか2時間が本当にあっと言う間。エンドクレジットが流れ始めた時に「早っ!これあと2時間は観られる!」って思ったもの。
フラッシュもアクアマンもサイボーグも、名前と見た目だけだとなんだかなーと思っていたけど、観終わる頃にはそんな気持ちは雲散霧消。みんなカッコよく見えた。実際カッコよかったし。サイボーグなんて神様レベルのスペックで本当にスゴいわ。
まあでもやっぱりダイアナが一番だけど。きれいでかわいくてカッコいい。ダイアナLOVE。ワンダー・ウーマンLOVE。ガル・ガドットLOVE。
続編も楽しみだし、それぞれの単独作品も楽しみ。"アベンジャーズ"シリーズのことも考えると、この世には楽しみしかない。最高か。
"
ジャスティス・リーグ" ★★★★☆