タイカ・ワイティティ監督、"マイティ・ソー バトルロイヤル"。原題は"THOR RAGNAROK"。
アベンジャーズとしての戦いから2年、ソーはメンバーとは行動を別にしてインフィニティ・ストーンについて調べていた。その旅の途中、ムスペルヘイムにて故郷アスガルドを滅ぼそうとするラグナロク(世界の終末)の預言者である炎の巨人スルトに捕まってしまい・・・。
ぶっちゃけ"アベンジャーズ"の話とか忘れてるし、ソーが最後にどうなったかなんて覚えてなかった。
でも、それでもとてもおもしろかった。不思議なくらいおもしろかった。
序盤にしてソーの強さが笑えるレベル。なんだろ、この安心して観られる感じ。神様だし。ムジョルニア(ハンマー)は最強だし。BGMの"イミグラント・ソング"がとても合ってた。(歌詞に『The hammer of the gods 〜』ってあるし!)
ロキは相変わらず狡猾なスネ夫タイプ。だけど今回はやるときゃやる。
途中で劇的な登場をしたハルク。やっぱり最強。そして今回のいろんな状況や設定がとてもおもしろい。
今回初登場の女戦士ヴァルキリーがまたカッコいい。この先も出てくるのかしら。
と、結果的にチームになった面々が対するのがこちら。
まさかのソーの姉にして死の女神・ヘラ。最強で最凶で最狂で最恐。強すぎるし怖すぎる。
演じるのはケイト・ブランシェット。これで主演女優賞とか獲ってもいいんじゃないの。っていうくらいマジで怖い。
そんなわけでメインの物語はかなりシビアで怖いはずなのに、観てる最中も観終わってからもとーってもおもしろくて楽しかったって印象しかない。
思うに、笑わそうというシチュエーションが結構多くて、それがいちいち成功しているからだと思う。洋画にありがちな日本人おいてけぼり感がなく、毎回きちんと笑える。しかもそれが物語に有効的な使われ方をしているから流れも自然で、もはやアクション映画なのかSF映画なのかコメディー映画なのか分からなくなってくる。
それくらいコメディー部分が達者。うまい。
だから観てる最中も観終わってからもずっとハッピー。冷静に考えたらあんなに人殺されてるのに。
いやー、いつまで経っても"アベンジャーズ"チームの映画は飽きないなー。常に前作を超えてくるからなー。
次は"
ブラックパンサー"なのかしら。楽しみ!
ごきげんよう。
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マイティ・ソー バトルロイヤル" ★★★★☆