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日曜日のThe Birthday TOUR 2017 "NOMAD" @鹿児島キャパルボホール。 久々に整理番号が30番台だったので最前列に行けるかも?という期待を胸に入場。 なんとか無事に最前列を確保! 客電が消えてThe Crestsの"Sixteen Candles"が鳴って、キュウちゃん、ハルキ、フジケンがいつものように入場。ん?チバは? で、チバがいないまま演奏スタート。アルバムの1曲目、"24時"。いつもと違うなーと思っていたら歌い出しに合わせてチバ登場。丈が長めのシャツのポケットに両手を入れたまま歌い出すチバ。相変わらずカッコいい。 続いて"夜明け前"。割とスローな感じの2曲からの3曲目で"ROCK YOUR ANIMAL"。ロックがバキバキで燃える。 "バーテンダー"、"ROCK'N ROLL GIRL"。ライブで聴くと曲の色がはっきりする。軽くていい感じの"ROCK'N ROLL GIRL"。 台風22号が過ぎての"木枯らし6号"。そして"あの娘のスーツケース"。 『でも高円寺が好き』って歌詞があって、例えば鹿児島だったら『でも鹿児島が好き』みたいにライブ会場の地名に替えて歌ってたんだけど、ネタが尽きたらしくて今ツアーから人名になっているらしいとの情報を得ていた。 鹿児島じゃ誰なんだろう?って思いながら聴いてたら、まさかの『でも坂上二郎』だった。渋いとこついてきたなー。飛びます飛びます! この辺でチューニング中に客席から「チバさんカッコいい!」の声。それに対してチバ、『おまえの方がカッコいいよ』って。 ざわつく客席。それに味をしめたのかチバ、
もうみんなカッコいい!バースデイも俺たちも! チバに横からライトが当たって、僕の角度からだとそのライトがまるで月みたいだなって思ってたら、チバがアカペラで歌い出した。『月の上のイライザ 反逆のハートはここだ』 痺れた。アルバムでは最後に収録されてる"月の上のイライザ"。だけど終わりっぽくなくて、この曲順はフジケンのアイデアだってなんかで読んだ。 しみじみいい歌だなと思って聴いてたら、後半の歌詞が刺さった。
The Birthday、消えないで俺の中から。うん、俺の中からは消えない。いつまでも。そんなことを思った。 "爪痕"もすごく好きな曲。遠い夏の思い出みたいな懐かしさ、それと痛さ。チバの声が上ずってた。 "DEVOLA"で肝食って出直さなきゃってなって、あとで焼鳥屋でレバー。"情熱のブルーズ"で激しく燃え上がるブルーズ。ど真ん中しかないんだ! "VINCENTO SAID"でセッションっぽい感じを醸し出してからの"Red Eye"で大セッション祭り。ハルキのベースが超カッコいい!キュウちゃんのドラムのスパン!って乾いた音が好き。フジケンの職人的なギターとチバのブルースハープの絡み具合。ボルテージは最高潮。 からの"プレスファクトリー"。久しぶり。ハッピーな曲調がいい。"夢とバッハとカフェインと"はボトムから攻めてくる感じがいい。 ビカビカのライト点滅から赤と緑の照明になって"GHOST MONKEY"。極彩色で金属的な音のイメージ。僕の中ではこれこそがThe Birthday。 "1977"から"抱きしめたい"というきれいな流れ。曲の途中でチバの焦げ茶のグレッチのピカピカの表面に最前列のオーディエンスが映り込んでるのに気付いて、素敵な光景だなって思った。 本編終了。アルバムの最後の曲、最初の案は"抱きしめたい"だったんだろうなって思った。 ハルキ以外の3人は缶ビール持参でアンコールに突入。 きた!"涙がこぼれそう"!完全に涙がこぼれるヤツ!お決まりのオーディエンスによる歌い出し、「電話探した あの娘に聞かなくちゃ 俺さ 今どこ?」 を受けてのチバの『ここは鹿児島キャパルボホールだー!』で超盛り上がる!涙がこぼれる! 歌い終わってニヤッとして『まだやるよ』ってチバ。ご機嫌か。 "なぜか今日は"でアンコール終了。 客電がついてBGMが鳴って、そこからのダブルアンコール。これはおそらく最近の音楽業界の流行りのスタイル。 最後は"ローリン"。ハンドマイクでステージギリギリに立って歌うチバ。僕も喉の限り叫び、拳を突き上げてローリンベイベー!イッツオーライ! 燃えた燃えた。で、ダブルアンコールも終了 最前列だったもんでキュウちゃんとハイタッチ。隣りの男の子はキュウちゃんが飲んでた缶ビールもらってた。 寡黙だけど目の前のハルキのベース、すげーカッコよかった。指の動き観始めたらヤバかった。 キュウちゃんのドラムは抜けがいいから好き。そして運動量が凄まじい。そりゃ1ステージで2kg落ちるわ。 フジケンのギター、ロックンロールなんだけどギュワンギュワンいわす感じ、バースデイっぽくていい。 チバ、歌詞間違えて『間違えた!』って自己申告すんのもいい。ここ2、3年、ライブがとても楽しそうに見えていい。ライブ中の笑顔が増えてていい。オーディエンスとのコール&レスポンスが増えてていい。 The Birthdayのバンドとしての状態がいいんだろうなって思えて、なんだかハッピーな気持ちになった。そう、すげーハッピーだった。まだまだ観て聴いていたかった。 帰り道、後方で観ていたワイフが合流するなり興奮した様子で『隣りの男の人がね、キュウちゃんの(投げた)Tシャツ取ったの!』って言ってた。 うん。やっぱり"月の上のイライザ"で思ったことは間違ってなかったな。 The Birthday、消えないで俺の中から。消えないで君の中から。ごきげんよう。
by water-mizu
| 2017-11-01 19:43
| 音楽
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