NHKの"サラメシ"を毎週予約録画しているのだが、昨日は放送がなかったらしく、代わりにその時間帯の番組が録画されていた。
"戦慄の記録 インパール"。
録画されていた終わりの30分を観た。
朝ドラ"ひよっこ"で宗男が自分は生き残りだと言った【インパール作戦】。日本軍が行った余りにも無謀な作戦。
作戦中より作戦中止後の方が死者が多かった。それも戦死ではなく病死と餓死。死ねば身に付けている一切合切を同胞によって奪われる修羅場。戦死者3万、傷病者4万。
この作戦を戦後、上層部はなんと言っているか。
直接の指揮に当たった第15軍の牟田口司令官は上司の指示だと言った。しかしその上司たちときたら、作戦指示書に多くの押印があるも、大本営ではなく第15軍の責任だと突き放した。
それゆえ散々非難された牟田口司令官だったが、外国人の著書でインパールでの戦いぶりについて書かれているのを読み、自分の行いは間違っていなかったと確信するに至る。
第15軍で記録を担当した齊藤博圀少尉による記録書が現存し、またこの齊藤博圀氏もご存命で現在96歳。
記録書なんか見たくもないし当時を思い出したくもないと言った氏は語る。
日本の軍人がこれだけ死ねば(陣地が)取れる
自分たちが計画した戦が成功した
日本の軍隊の上層部が
悔しいけれど兵隊に対する考えはそんなもんです
(その内実を)知っちゃったら辛いです
この発言を受けて、番組はこう締めた。
国家の指導者層の理念に疑いを抱く
望みなき戦を戦う
世にこれほどの悲惨時があろうか
戦争に行かない、自分の身で戦うことはない、そんな人たちが戦争を始め、地獄を作り出す。そして敗戦の責任も取らない。
ものすごく理不尽で不条理。でもそれが現実にあったこと。
そんな歴史は繰り返してはならない。そう素直に思うし、それに対して国家だ外交だ世界だなんだと大上段からの物言いはやっぱり信用ならないとも思う。
そんな終戦記念日の翌日。
ごきげんよう。