NHKドラマ、"みをつくし料理帖"。
訳あって大阪から江戸に出てきた料理人の澪。天涯孤独な澪は親代わりのご寮さんと暮らしつつ、江戸のつる家で大阪仕込みの料理の腕を振るう・・・。
主演が黒木華ってだけで最高なのに、料理人の役ってことで毎回おいしそうな料理が出てくるなんてさらに最高。
しかも共演が森山未來、永山絢斗、小日向文世ときたらもう最高の最高。おもしろくないわけがないでしょってことで、観る前から期待大だった。
観たらやっぱり最高。毎回の料理が本当においしそう。しかも毎回最後に作中の料理の作り方を澪が指南しますよってコーナーがあって、これがまたよかった。現代のキッチンで料理をする澪の姿が不思議でおもしろくもあり、所作は丁寧で楚々としていて。当然作られる料理は美しく、おいしそう。
物語は結構人間関係が込み入りながらも意外とスピーディーに進行していった。全8回とちょっと短かったからかな。
でも原作のエピソードはまだまだあるし、これは絶対に続編をお願いしたい。最後はかなりあっさり終わったし。当然、あの後があるでしょ。
小日向文世演じるつる家の主人が予想以上においしいものを口にした時に言ってしまう『こいつはいけねぇ、いけねぇよ!』がとても好き。真似して口癖にしたいし、そんな言葉が出てくるくらいのものを食べ続ける人生でありたい。
そんな希望をもたせてくれるこのドラマはとてもいいドラマだと思う。特に食いしん坊にとっては。
ごきげんよう。
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みをつくし料理帖" ★★★★☆