
ジョン・シングルトン監督、"ワイルド・スピードX2"。原題は"2 Fast 2 Furious"。
前作でドミニクを故意に逃し、警察官としての職務を放棄して自身も逃亡したブライアン。今はマイアミに流れ着いて、その界隈では名の通ったストリートレーサーになっている・・・。
前作では2台によるゼロヨンレースだったのに今作のオープニングでは4台による周回レース。台数が増えてコースが長くなってスケールアップ!って言いたいんだろうけど、ゼロヨンの直線だけの方がニトロぶっ込んでからのぶっ飛び具合がそれこそFURIOUSだったから、どうもなんか小さくまとまっちまったなーと感じちゃう。
けれどパリピ感は増し増し。モリモリバストにムチムチヒップのギャルたちがわんさか&アゲアゲBGMでウェーイ&ヒャッホー。
観てるこっちも何も考えずにウェーイ!つってヒャッホー!つってればいいだけの映画。
んだけどあれね、ドミニク出てこないのね。代わりに調子のいい暴れん坊のローマンが相棒になったけど、このキャラクターの知性の落差がまんま作品における知性の落差だと思うのね。
ドミニクにあった矜持みたいなものがローマンには全くないもの。
あと今回のマシンが蛍光色?ビビッドカラー?でなんかあんまりカッコよくなかったのもな。やっぱり頭悪そうな色だしな。
続くのか?ワイルド・スピード祭り。