
ダニー・ボイル監督、"T2 トレインスポッティング"。
ジムでランニングをしていて倒れるレントン。エジンバラでそれぞれの今を生きているシック・ボーイ、スパッド、ベグビー。前作から20年経った現在の彼らは・・・。
前作"
トレインスポッティング"が年代的にドンピシャで、さらにサブカルをこじらせていた私的にド真ん中で、そんな作品の続編が20年後のこの2017年の世界に現れたらば、それは勇んで見に行かなくてはならないわけで。
けれどそこに映画としてのおもしろさがあるのかどうかは別で、なんというか、同窓会的なノリで昔懐かしい面々の顔でも眺めてやるかーくらいの気持ちで、正直なところ、全っ然期待しないで観に行った。
そしたらば。
最高!!優勝!!クソな彼らと俺の20年に乾杯だー!!
ってなるくらいに最高だった。
前作のフラッシュバックもたくさんあるし、セルフオマージュなシーンもたくさんある。いかにもトレインスポッテイングなシーンがふんだんに用意されている。
でもだからといって懐古主義的な作品なんかじゃない。
前作からの物語を引き受け、流れを踏まえた上で、きっちりと落とし前をつけている。つけまくっている。
ボトムがズンズンくる音楽と、エッジのきいた(もしくはチャラい)映像にトレインスポッティングを感じながら、スクリーンで動く彼らは確実に歳をとっていて、そこには確実に20年という年月が存在していて、そしてその20年は彼らだけじゃなくて僕にとっても存在していた20年なわけで。
だから最後、全然そんなシーンじゃないのに泣けてきた。自分のこの20年を振り返って泣けてきた。
あの頃の、20年前に前作を観ていた頃の自分に声をかけられるなら、「心配すんな。20年後は今よりちったあマシな人生だよ。」って言えるなって思えて。
いろいろ予想外のこともあったけど、あの頃よりは確実にいい人生。だから僕の選択は間違ってなかったんだ。今までの僕が選んできた未来は。
これからも僕は選び続ける。僕の未来を。僕の人生を。

"
T2 トレインスポッティング" ★★★★★