
村川透監督、"さらば あぶない刑事"。
横浜、港署の鷹山と大下はブラックマーケットの捜査のため、かつて壊滅させた銀星会の残党で現在は闘竜会幹部の伊能を追う。そんな相変わらずの鷹山と大下だが、実は定年退職を数日後に控えている・・・。
いやー、"あぶない刑事"が本当にラストだってんだから、これはさすがに観とかないとなーと思った次第。
まあでも相変わらず。ダンディー鷹山&セクシー大下ことタカ&ユージ、相変わらずのカッコよさ。って、いくつなの?舘ひろしと柴田恭兵って。実際、本当に60歳くらいなわけでしょ、2人とも。カッコいいわー。スタイルも全然変わんないし。
そして話も相変わらず。ヤクザだかマフィアだかを潰すために2人して乗り込んでいってドンパチやって。途中でユージは走って"
ランニング・ショット"がかかって。大槻ケンヂのオールナイトニッポンの"かっちょいい歌合戦"ってコーナーで聴いてたわー。いくぜ!
他のキャラも相変わらず。透(仲村トオル)は課長になったけど優柔不断なのは相変わらずだし、薫(浅野温子)がギャーギャーうるさいのも相変わらず。
んでもってタカのこの姿も相変わらず。

改めて観ると、ちゃんと自分で演ってるからスゴいね、舘ひろし。
そんなカッコいいダンディー鷹山、夏海(菜々緒)って恋人がいてって設定なんだけど、敵の手に落ちた夏海を助け出そうとした際、格闘中の鷹山と敵(吉川晃司)の近くに落ちていた銃をその夏海が拾ったわけ。ここって普通なら『下がってろ!』とか『来るな!』って叫ぶとこじゃない。てっきりそう思ってたらタカさん、『撃て!夏海!』つったかんね。撃てねーよ、普通。そして、ほーら、言わんこっちゃない。ほーらー。
あそこはさすがに「ないわ」と思った。いくら"あぶない刑事"でも。
あとさ、あれじゃない。最後の吉川晃司のバイクのシーンってさ、"ブラック・レイン"で松田優作がアンディ・ガルシアの首をアレしちゃうとこを意識してない?吉川晃司の役名、なんとかガルシアだし。違う?違う?そうじゃ、そうじゃない?(鈴木雅之)
まあなんにしても、昔、熱心に観てたものをちゃんと観終えることができて、なんかけじめがついた気分。さらば、あぶない刑事。