山崎貴監督・脚本・VFX、"BALLAD 名もなき恋のうた"。
小学生でちょっと気弱なところがある真一は近頃同じ夢を見る。着物姿の若い女性が池のほとりで祈りを捧げている夢だ。近所にある『川上の大クヌギ』の根元で何かを見つけた真一は・・・。
以前観たことがある"
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦"の実写映画化。
だけど観ながら「こんな話だったっけ?」と思った。物語の芯がしんのすけ一家(今作では真一一家)中心だったのが戦国時代中心になったせいだと思われる。なので映画版"クレヨンしんちゃん"お約束の名言も特にない。
年末だか年始だかにテレビでやっていたのを録画して鑑賞。お目当てはもちろんガッキー。"
逃げるは恥だが役に立つ"で猛烈に高まったガッキー熱が私に予約録画ボタンをポチッとさせた。
だからこのシーンなんて今から恋ダンスをするようにしか見えなかった。
右手をクリックリッてするんでしょって思った。もちろん違った。
そんな廉姫ガッキーは出てるだけで合格。相手役にして主役の又兵衛を演じる草彅くんは熱演。ちなみに真一のお父さん役が筒井道隆でお母さん役が夏川結衣。新垣結衣と夏川結衣って字も一緒なんだ!と小さく感動。石井隆監督作、"夜がまた来る"の夏川結衣は最高だ。
監督は合戦シーンを描きたかったらしく、物語の進行はかなり早いけど合戦シーンはとても丁寧に撮られている。それもかなりの長回し。「あら?これさっきからずっとワンカット?」みたいなシーンがたくさんあって、後で観直して驚いた。
んだけど物語としては特に感動するポイントはなく。
ということを踏まえると、なんとなく私、山崎貴が苦手な気がしてならない。ん〜、正確に言うと苦手ですらなく「どうもない」って感じか。
実は今作が山崎貴監督作だとは観終わるまで知らなかった。知っていたら観なかったかもしれない。みんな大好き"ALWAYS 三丁目の夕日"もいまだに観ていない。みんながいいって言うから観ないっていう天の邪鬼が発動しているのもあるけど、いまいち惹かれない。でもどうしようかな。さすがに観てみようかなー。
"0"と"海賊"は観ないけど。
ごきげんよう。