ギャレス・エドワーズ監督、"ローグ・ワン"。
科学者のゲイレン・アーソは妻と娘と共に隠遁生活を送っていた。しかし帝国軍に見つかってしまい、究極兵器であるデス・スターの開発に携わることを余儀なくされる。これは想定していた状況であり、娘のジンは1人逃げ隠れることができた。そのジンを見つけて救ったのが反乱軍のソウ・ゲレラだった・・・。
"スター・ウォーズ"のエピソード4(つまり1番最初のSW)の直前の物語で、オープニングにある数行を映画化したもの。
最初に断っておくが、私、全くもってSWに思い入れはない。がっつりSW世代のはずだけど思い入れはない。ただ昨年の"
スター・ウォーズ フォースの覚醒"はとてもおもしろく観た。こんな私でもあの世界にきちんと入っていけた。
なので今作も期待して観に行ったんだけど・・・。
これは脚本、演出、編集のどれが悪いのか分からないし、もしかしたらどれも悪いのかもしれないけど、なんか全然乗れなかった。
最初の10分くらいで「あら?これはちょっとやばいかも。」って感じた。そしたら結構なところまでそのまんまだった。
終盤のクライマックス、デス・スターの設計図を奪いになんとかって星に入って行くあたりから盛り上がってはきたんだけど、そうなったらそうなったで突っ込みたい要素が散見してどうにもこうにも。
その最たるものがマスタースイッチのくだり。どんな形か分からないってフリがあってからのババーン!っていかにもマスタースイッチでござーいな代物がアップになった瞬間、脳裏に「ドリフか?」って浮かんでしまった。後で考えたらドリフではないと思うんだけど。
そんなわけで素直に「おもしろかったー!」とは言えない私。
SWに思い入れがあれば、あのおなじみの宇宙船団が出てきただけでグワッと込み上げてくるものがあったりしたんだろうなと思いつつ、映画館を後にしたのである。
あ、一緒に観てたワイフは嬉々としてパンフレットを買ってました。
ごきげんよう。
"
ローグ・ワン" ★★★