昨日のMANNISH BOYSのライブ@キャパルボホール。
当日券が出ていたから少ないのかと思っていたら全くそんなことはなく、ほぼ満員。キャパルボで満員って久しぶりの感覚。これも斉藤和義ゆえか。と思わせる妙齢の淑女の多いこと。僕が普段行くライブのオーディエンスとはちょっと毛色が違った。
ライブ開始。
ニューアルバム"麗しのフラスカ"の世界観は、ギャンギャンしてるけどレザーじゃなくてスーツがぴったりくる感じ。ステージの2人の衣装の通りに。同じ達也が叩いていてもベンジーと斉藤和義じゃやっぱり違う。野性味がないっていうか、どこかしら上品。トークは下ネタオンリーだけど。
サポートでサックスの青木ケイタがイケメン&存在感のあるリーゼント。同じくサポートでキーボード&ベースの堀江博久。久々に見たら貫禄あるなーと思った。イマイアキノブか市村正親のようなルックス。昔々のTシャツにジーパンでひょろひょろでキーボード弾きながら跳んでた堀江くんじゃなかった。
斉藤和義はギターを弾きまくる。達也はタイコを叩きまくる。これがMANNISH BOYSだなと思う。
途中で達也が語る曲になるとGWFっぽかったり。
何曲かやって斉藤和義らしいシンプルなラブソングもあって。
"レモネード"がドラムの入りからドラムでの終わりまで圧倒的にカッコよかった。昨日の白眉。"麗しのフラスカ"の世界観があの1曲に見事に詰まっていた。
MCもなく淡々と進んだ。達也の奇声はただの奇声であってMCではない。
そんな達也がTシャツに着替えて。斉藤和義はジャケットを脱いで。
そこからご機嫌なロックンロールタイムが始まった。
"ダンゴムシ"、"うんこメーカー"、"CRAZY NURSE"、"GO!GO!Cherry Boy!"。
パンク!ロック!キモちE!楽しい!
やってる方も楽しそうだった。"GO!GO!Cherry Boy!"で『クロマニヨンズのチケット 2枚買っとくよ』ってフレーズを歌った直後に斉藤和義がヒロトのマネを一瞬してた。舌を出して首振って。
斉藤和義ってヒロトしかり達也しかり、ああいうナチュラルボーンな生粋のロックンローラーに憧れてんだろうな。だからMANNISH BOYSやってんだろうなって思った。
"MANNISH BOYSのテーマ"で本編終了。
アンコールはアルバムのラスト2曲と同じ、"麗しのフラスカ"と"My Dear FLASKA"。
また元の世界観に戻った。でもこれがなかなかのカオスっぷり。
打ち込みで始まってミラーボールが回って斉藤和義がトランペットを吹いて。
そしたら最終的に達也もトランペットを吹き始めて、まさかのダブルトランペット。打ち込みをバックに。
この2人のダブルトランペット、なぜかちょっと笑えた。
ダブルアンコール、"ざまみふぁそらしど"でライブ終了。
初めてのMANNISH BOYSだったはずなんだけど全然そんな感じがしなかった。
もうちょっとアルバムを聴き込んで行けばよかったな。SMAPばっか聴いてたからな。
帰りにもらったフライヤー。
斉藤和義1人だと宝山ホールって、キャパの違いがえげつないな。
んで、だからやっぱり斉藤和義はナチュラルボーンなロックンローラーに憧れてるんだな。儲け云々じゃなくてMANNISH BOYSやってんだなって確信した。
それこそがロックンロール。
ごきげんよう。