昨日の日曜日で定休日。
もう何度目かになる桃月庵白酒独演会へ。
今回はいつもの黎明館ではなくてバスに乗って下伊敷にあるこちらまで。
鹿児島県青年会館艸舎。初めて行ったけどいいスペース。できてからもう十数年経つらしいのに全然知らなかった。
場所が違えば人数も違って、今回は100人限定の落語会。主催の落語を愉しむ会さんが初めて落語会を開いたのがこの場所だったらしく、初心に戻るために再びこの場所を選んだんだそう。
場所が違っても白酒師匠の落語は相変わらず。長めの枕があって最初の噺。
名前が白酒ってだけあって酔っぱらいの演技がとても素敵だといつも思う。いい感じの酔っぱらい。
酔っぱらいで下ネタというドリフの志村とカトちゃんみたいな噺。嫌いじゃない。
そんな噺は"ずっこけ"って題名だと知って本当にずっこけた。
次の枕で時節柄、相撲の話になっての相撲の噺。
昔の相撲の世界が垣間見えたのもおもしろかったし物語としてもおもしろかった。関取の名前が題名になっていて"花筏"って噺。
仲入。
落語ってのは起承転結の起と結がなくて承と転しかないんです。だからなぜそんなことになったのかも分かりませんし、その先がどうなったのかも知りません。
っていう話を反芻して納得したり考えを巡らせたりしていた。
「次の噺は何かな?人情噺が聴きたいな。」と思っていたら、傍らのワイフは『お酒ネタはもう聴いたから、何か悲しい噺がいい。』なんて言ってた。悲しいのは今日はよくない?
後半開始。
枕で前の2つの噺をちょっと解説してくれた。これはありがたい。
そして相撲の話から仕事の話になって魚屋さんだったらどうこうって流れに。
腕はいいけど怠け者の魚屋さんが・・・ってところで噺が始まった。これは!?
思った通り、"芝浜"。
いつか聴きたいなーと思っていた噺。大晦日にはまだ1ヶ月あるけど、でもいい。人情噺だし。私のど真ん中。
『楽をしたかったら働け』って言葉がよかった。来年の抱負にしてもいいくらい。
最後、割とあっさりするっとしたさげ。『いや、やっぱりやめとこう。また夢になるといけねえ。』って一気にいった。
人によって話の運びが違うんだなーと実感。
それでもやっぱり"芝浜"はよかった。途中ちょっと泣けた。
別の噺家さんの"芝浜"も聴いてみたいし、白酒師匠の別の噺もたくさん聴いてみたい。まだまだ聴いたことないおもしろい噺がたくさんあるはず。
と思ったら2月に柳家喬太郎が鹿児島に来るじゃないの。行かなきゃ!
ごきげんよう。