先日のThe Birthday、"BLOOD AND LOVE CIRCUS TOUR 2015-2016"@宮崎WEATHER KING。
今回のツアーに鹿児島が入ってなかったので宮崎まで遠征。
オープニングはアルバム同様、"FULLBODYのBLOOD"。
チバとフジケンのギター、ハルキのベースのアンサンブルがすげー好き。
音の重なり具合と太さ、ギャンギャンしてる感じがすげー好き。ロックだわ。
と思ってたら途中、チバがギターを置いてハンドマイクを持った。
いつもの"RED EYE"かと思ったら違った。ニューアルバムに収録されてる"LOVE SHOT"だった。
いやー、やっぱりチバのハンドマイク姿は神懸かり的にカッコいい。
続く"Shan Shan"もハンドマイク。会場はここまでで最高の盛り上がり。
後半、"BILLY BRACK"で頭の中がヒャーッてなった。この感覚、久しぶり。カッコよさと気持ちよさ、興奮と狂熱がピークになるとやってくる。あのカオスの中で。
俺はその時知ってしまった
カオスの中だけにある本当のこと
君はその時知ってしまった
カオスの中だけにある本当のこと
そう、ライブっていう『カオスの中だけにある本当のこと』を僕はTMGEで知ってしまった。それから17年、ずっとチバの声を聴き続けている。ずっとライブに行き続けている。
あの轟音と熱と圧と汗でできてる『カオスの中だけにある本当のこと』をまた体験したくて。
そんなカオスの中、それまでずっとイエーッって感じだった隣りの女の子がミドルテンポの"BABY YOU CAN"でフッと笑顔になった時、別の意味でライブっていいなって思った。祝祭空間だなって思った。
そこから本編ラスト、"
声"。
この曲を聴くために宮崎まで行ったって言ってもいい。チバの"声"。
小さく たって 聞こえるさ 声 声 声
本当だよ。スピーカーを通した大きな声を聴いてるけど、例えこれが小さな囁きだったって、僕には絶対に聴こえる。この声なら。
アンコール。
"くそったれの世界"を聴いてる状況がこの日1番のくそったれ(隣りのファッキンカップルのせい)だったんだけど、それも含めて『俺はどうしようもなく愛おしい』って思うことにした。
ダブルアンコール、"READY STEADY GO"で終演。
宮崎、思ってたほど遠くないし、行ってみたい店もあるから遠征もやぶさかじゃない。
でもやっぱり鹿児島で観たい。聴きたい。
鹿児島の『カオスの中にだけある本当のこと』が僕にはあるから。
ごきげんよう。