土曜日の営業終了後に持参すべき荷物をまとめ終わり、帰宅したのは深夜3時半。寝ようとした4時過ぎ、またもや地震。
なんとか朝7時に起床。7時半に友だちの車で南さつま市に向けて出発。
笠沙美術館で開催されるイベント【
海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.2】に出店するためです。
1時間40分くらいかかって着いた笠沙美術館は、
ツール・ド・南さつま 2015の際にヒーコラ言いながら上っていた坂道の途中にありました。
朝は曇っていたけどいい景色。

風対策が万全でなかった弊店のためにいろんな方々がアドバイスしてくれて、やっとできた出張珈琲屋 水。

目の前には旅する古書店つばめ文庫さん。

いやー、想像以上に素敵な場所だなー。こんなところで飲む珈琲は間違いなくおいしいだろうなー。よーし、この眺望に負けないくらいおいしい珈琲を淹れるぞー。がんばろー。
なんてのどかなことを思っていられたのはほんの一瞬のこと。ここから怒濤の珈琲淹れまくり大会が始まりました。
珈琲を飲む会ですから、とにかく珈琲が出るのです。当然です。
そして私が持参したカセットコンロの火力が弱かったのが難点でした。普段のガスコンロのタイミングでやっていると、どうしてもお湯が沸くまでタイムロスがありました。
そしてその辺の勝手の違いに慣れた頃に、更なる怒濤の波(団体15名様)が到来。この辺でかなりの行列ができていたみたいで(私からは壁で遮られて見えませんでした)、主催者さんから整理券を発行しましょうという提案が。ナイスアイデア!よっ!名主催者!
そんな訳で写真なんて全く撮る余裕もなく時間は過ぎていき・・・。

その場で召し上がって『おいしいから持って帰るわ!』って再び買っていただいたりしたパウンドケーキは大好評につき完売。
飲む、食べる、トイレに行く、ということを一切しないまま珈琲を淹れ続け、なんとなく人の流れが落ち着いてきたのが午後3時くらい。

やっと他の出店者さんのブースを眺めたり。
見かねた主催者さんの奥様にいただいた差し入れ(ありがたや)を食べながら珈琲を飲んだり。

日が傾き始め、素敵な眺望が更に素敵に。
閉館間際、本当に美しい、本当に素敵な眺め。

私、珈琲専門店勤務時代の初商1月2日が今までで最高に珈琲を淹れた日だと思っていましたが、このイベント出店で確実にその記録を抜きました。それもぶっちぎりで。残った紙カップの個数から判断するに、170杯くらい淹れたみたいです。そりゃーポットを持ってた右手に違和感を感じますわ。
しかしそれだけバタバタだったにも関わらず、殺伐とした空気とか張り詰めた緊張感なんてものとは全く無縁で、ずっと穏やかに仕事ができたのはグッドロケーションゆえでしょう。
とても非日常的ないい経験ができました。こんな経験をさせてくれた主催者さん、代役の白羽の矢をたててくれた古本喫茶泡沫さん、フレンドリーで優しい出店者さんたち、送ってくれて準備を手伝ってくれた友だち、みなさんに感謝します。ありがとうございました。
帰りはワイフとワイフの友だちが来てくれていたので、その車で弊店まで帰って来ました。
洗いものと片付けが終わったのが8時くらい。長かったー。
そしてワイフと打ち上げ。

このためにがんばった、男気特大生ビール!(左)右がワイフの中生。

山芋の天ぷら、とびっこずくし。このビジュアル!

スペアリブ!タレ!めっちゃうまい!ていうかタレがうまい!でも今度は塩を食べてみたい!
帰宅して我が家で2次会をするも、さすがに昨日のうちに就寝。
海の見える美術館で珈琲を飲む会、是非また来年も出店したいです!とは、正直、今のところは言いにくいですが(いかんせん車を持っていないので)、今回がとてもおもしろくて楽しかったのは間違いないです。たくさんの新しい出会いがあったことが大きいですね。
新しいこと、新しい場所、新しい人。新しいって、おもしろいな。ってのが昨日のまとめ。
ごきげんよう。
11月22日(日)、とんちピクルス&太陽バンドライブ@水