いやー、便利な世の中。
もうすぐ"ミッション:インポッシブル"の最新作が映画館であるなー。それを観る前に最初から復習したいなー。なんて思ったらHuluにあるじゃないの。それも全作。キャー!
てことで先週はイーサン・ハントと濃厚なアバンチュールを過ごしまくったのである。
ブライアン・デ・パルマ監督、"ミッション:インポッシブル"。
1996年の作品だけど今観てもすーっごくおもしろかった。
トム・クルーズ若い!エマニュエル・ベアールかわいい!2人の微妙な具合の恋愛要素がいい。
イーサン・ハントが誰が裏切り者かに気付いたシーンの台詞と映像がシンクロしていないところがとっても素敵。デ・パルマ最高!って叫びたい。
劇場公開最新作の予告編では飛び立つ飛行機の横っ腹につかまってるイーサン・ハント。この第1作では走行中の列車の横っ腹につかまっている。横っ腹につかまり人生。
ジョン・ウー監督、"ミッション:インポッシブル2"。
こーれーは、ジョン・ウーやっちまったなー。いくらなんでも愛に走り過ぎのイーサン・ハント。全くもって凄腕スパイらしくない。しかもその相手がそんなに魅力的じゃないから余計に困る。スローモーションとか表情アップの叙情的な演出も空回り。
そんなだからジョン・ウー印の白い鳩がバッババーン!と登場した時には笑ってしまった。バイクに乗る時のサングラスを着けるタイミングも、それってボディ・ダブル的な理由で着けたんだよね?ってのが丸わかりで思わず画面にツッコんじゃった。
最終的に殴り合いなのもどうかと思う。
J・J・エイブラムズ監督、"ミッション:インポッシブル3"。
できればオープニングは短い潜入ネタが成功して盛り上がって始まって欲しい。2みたいなクライミングでも可。
今作のタイトル前のオープニングが終盤のものすごく大事なシーンで、タイトル後に巻き戻って物語が進行していくんだけど、観てる側がそこまで追い付くのにかなり時間がかかるのは、どう考えても構成上問題ありだとしか思えない。せめて半分くらいでは追い付いて、そこから未知の展開をヒャーヒャー言いながら楽しみたいじゃない。
なのに今作の未知の展開は時間的に短い上にかなりのやっつけ感。愛があれば全てうまくいくみたいな、愛があれば拳銃だって撃てちゃうみたいな、愛があれば息だって吹き返しちゃうみたいな。
まあでもトムだから仕方ないか。2人に幸あれ!
ちなみに2006年、劇場公開時の私の感想文が
こちら。
本当は"ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル"まで書いたけど、長くなったので続きは明日。
テーンテーンテーン テーレー テーンテーンテーン テーレー テレーーー
ごきげんよう。