アントワン・フークア監督、"イコライザー"。
ホームマーケットで働くロバート・マッコールは真面目で人間関係も良好であるが、誰も彼の前職や過去を知らない。知ろうとすると煙に巻く。眠れずに深夜のカフェで読書をしていると、顔馴染みの女の子が話しかけてきた・・・。
主演はデンゼル・ワシントン。何かの映画を観に行った時に予告編を観て、とても強く印象に残っていた。『16秒だ。』と呟いて腕時計のタイマーをセットして複数の敵に向かっていく主人公。流れるような動きで敵を倒していく姿がとてもカッコよかった。
そんなわけでこの本編を観たのだが、デンゼル・ワシントン、強い。強過ぎる。しかもアクションが静か。ドカーンとかバキューンとかじゃなくてサッとかスッとかサササッとか。無駄のない動きで確実に敵を仕留めていく。しかも目にした悪を見逃すことはしない。小さな悪も大きな悪も等しく成敗していく。それも人知れず。こっそりと。観ながら必殺仕事人を思い出した。
それもそのはずで実はこれ、80年代のアメリカのテレビドラマのリメイクだそう。なるほどー。この設定なら1話完結でいくらでも作れるもんなー。
後半は「まさか」と思ったらそのまさかの展開。あまりにも強い、イコライザー。仕事人は複数だけど、イコライザーは1人。なのに強い。強過ぎるぜ、イコライザー。最後の方はもうリアリティー完全無視だわカッコいいを通り越しているわで、ちょっと笑えた。
と、そんなイコライザー。エンドクレジットを眺めながら思った。「で、イコライザーって何?音響機材?」
調べたら平行とか平準化って意味で、音響機材のイコライザーは音を均一化するためのもの。なのでおそらくこの映画においては、悪を抹消して世の中を平和に保つ者って意味みたい。
なんかいくらでも続編できそうだけど、んだけどさすがに強過ぎやしないかい?イコライザー。
観終わった私の口からポロッと出てきた言葉、「あんまいやっど。」
鹿児島弁ってことは本音。
ごきげんよう。
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