ラナ・ウォシャウスキー&アンディ・ウォシャウスキー監督・脚本、"ジュピター"。原題は"JUPITER ASCENDING"。
母の妊娠中に父は暴漢によって殺された。天体好きだった父は生まれてくる子の名前をジュピターと決めていた。現在、成長したジュピターは母や親戚と一緒に働いているが、単調な毎日に嫌気がさしていた・・・。
同監督の前作"
クラウド・アトラス"が大傑作だったので、今回もまたなんの話題にもなっていないのも気にせず意気揚々と観に行った。
のだけども。
謳い文句にマトリックスから何年、映像革命がどーしたこーしたってあるのがちょっと気になるなーと思っていたところがピンポイントでビンゴでうぬぬぬぬ。
その路線でいったら何がどうしたって既視感を覚えないわけがない。スピーディーではあるかもしれないけれど、大きな枠組みとしては既視感バリバリ。
じゃあ物語はっていうと、これがねー。これがまた、"
マイティ・ソー"で観た宇宙家族の喧嘩という既視感バリバリの物語。もう既視感バリバリ伝説。
前作はあんなにおもしろかったのにWhyなぜに。しばし考えて気付いた。前作で監督に名を連ねていたトム・ティクヴァって人が今作にはクレジットされていない。つまり前作が大傑作だったのはトム・ティクヴァの力によるところが大きかったのではないか。もしくは姉弟の間に第三者が入ることですばらしい化学反応が起こったのではないか。
ところでトム・ティクヴァってどんな人?教えてWikipedia大先生!
検索中。
あ、"ラン・ローラ・ラン"の監督!そして"パフューム"とか"ザ・バンク"とかか。それは観てないけど。
そんなわけでトム・ティクヴァの次なる監督作を待つことにしてみよう。そうしよう。
"
ジュピター" ★★★☆