
日曜日、【五街道雲助・桃月庵白酒親子会】という落語の会へ。
鹿児島出身で高校の先輩である桃月庵白酒と、その師匠である五街道雲助。
白酒の落語を観るのは
昨年に続き二回目、雲助師匠はもちろん初めて。
まずは白酒。
自己紹介がてらの長めの枕を経て演目へ。
恰幅がいい熊みたいな体格と赤い頬という愛嬌たっぷりの風貌なので、滑稽噺がとても愉快。
演目は"子ほめ"。なんだかやけに褒めるって行為が似合うなーと思ったら、去年は"牛ほめ"をやってた。やっぱり褒めるの好きなんだな。次回は何ほめだろう?(いや、たまたまだと思う。)
続いて雲助。
声としぐさが渋い。やっぱり師匠は師匠、うまいなーと思った。
演目は"子は鎹(かすがい)"。
おもしろいながらもグッとくる人情噺で、サゲもビシッとキマッたなーと思っていたら、隣りでワイフがキョトン。『何?わかんない?カスガイ?ゲンノウ?最後どういうこと?』と。
あ、だよねー。そこで鎹と玄能の説明をば。
昔の言葉やしきたりなど、落語は聴いてるだけじゃ分からないことが多々ある。それを調べて「ははーん。」ってなるのも落語のおもしろさのひとつ。
仲入りから雲助師匠。
演目は"代書屋"。
仕草がほんとうまいなーと感心しながら観てた。実際にものがあるように見えたもの。あれぞ芸だな。
そしてトリは白酒。
またまた長めの枕。お酒絡みの話をしながらも演目を何にしようか決めかねているっぽくて、十二月ってこともあって"芝浜"に入りそうっていう瞬間があったりしつつも流れ流れて・・・。
満を持して始まった演目は"禁酒番屋"。
もう最高!大笑い!白酒のキャラクターにピッタリの演目!
水カステラ!ひかえておれー!ご同役!門番!湯呑み!そして、熱燗!
愛くるしい白酒の酔っぱらいっぷりがもう見事見事!ずっと観ていたかった。
とーっても楽しい時間だった。
来年五月にはまた桃月庵白酒の独演会がある。絶対行く!楽しみ!
ごきげんよう。