
小林まこと著、"格闘探偵団"。
何がどうしてこうなったのか、あの東三四郎は私立探偵になっていた。世の中は総合格闘技全盛だというのに。完全に乗り遅れた男、東三四郎は今日も依頼者のために奔走する・・・。
"1・2の三四郎"、"1・2の三四郎 2"ときて、時系列的にちゃんとその続きになるのが今作。まさかの探偵ものである。だから続編にあたるのか微妙だと思うんだけど、Wikipedia大先生も『続編』だとおっしゃっている。
三四郎を始めとするおなじみのキャラクターたちはあのまんまなので、格闘シーンがあってギャグがあって、それでいて時にしんみりするという物語としての構造は変わらない。
んだけど、さすがにこの路線変更はあまりにもな変更過ぎて、受け入れるのに時間がかかった。
にもかかわらず、やっと受け入れられたと思った矢先の5巻であっさり終わっちゃうので、なんだ?どうしたかったんだ?と思わざるを得ないのである。
最終巻である5巻が出たのが2006年(なのでこれ全部古本。4巻なんて31円。送料が288円かかったけどそれでも安い)。てことはこの後に私の大好きな長谷川伸シリーズに突入するわけで、てことはまあ結果的によかったなーと思うところの私である。
が、やっぱりここらでガチなプロレス漫画としての続編、"1・2の三四郎 3"を読みたいところである。
道筋はちゃんとできてるわけだし!(ネタバレ!)
ごきげんよう。