昨日の定休日、レンタカーを借りて霧島アートの森へ。
"横尾忠則の地底旅行"と題された洞窟ものがメインの展覧会。
絵画?と思うようなビビッドな色使いと大胆な構図、自由度の高いモチーフ。おもしろかった。
近くで観るよりちょっと遠目で観た方が全体的なイメージが塊になってバーンと伝わってきた。
近場で蒸し鶏を食べようと思ったらギリギリで休憩時間に突入。
仕方なく坂道を下っていたらヒゲのロードバイク乗りとすれ違った。下りながら延々と続く坂。これをあの人は上ったのかぁと思っていた。そしたら!あとで判明、まさかの
彼!天文館どころか鹿児島県だって狭い!
開いてるとこならどこでもいいやってなって黒豚とんかつ定食。
キャベツがてんこ盛りで、おそらくあのせいでお腹いっぱい。ダイエットにはキャベツだと思った。
そして霧島のはずれの温泉へ。
白濁していて硫黄の臭いがちょっとキツめ。
貼り紙に書かれたルールが多かったり、露天風呂が混浴だったり、しかもその入口が男湯からは超適当だったり、いろいろとパンチが効いていた。そして今日もまだ自分がなんか硫黄臭い気がする。
帰ってきて夜はライブへ。
りぶさんのライブに行ったつもりが、オープニングアクトの鹿児島国際エアラインがスゴすぎた。鹿児島のバンド・・・というか音楽集団・・・というか演奏・・・踊り・・・。つまりはとんでもなく規格外の集団。完全に唯一無二(・・・あら?だからユニ?違うか)。
コンセプトは、アフリカの貧しい家のユニって女の子がラジオから聞こえてくるいろんな国の音楽だけを楽しみにして毎日をやり過ごしていて、縁あって鹿児島国際エアラインのみんながユニを世界の音楽を聴かせるツアーに連れて行くってもの。
てことで音楽としては多彩なワールドミュージック祭り。ややもするとなんだかとっちらかりそうなんだけど、これを支えるリズム隊(エレキベースとドラム)がバッキバキなもんだから、とっちらかることなく1本のぶっとい芯にズゴーンと貫かれている。
その芯の上でにぎやかに演奏やなんやかんやが行われていてもうカオス。マジでなんでもあり。
あ〜もう〜、俺、ずっとエジプトでいい!と思ったり。ほほほ。
そんな鹿児島国際エアラインのフライトが無事に終わって、りぶさん。
M-1初期の笑い飯の後みたいな荒れたステージではやり辛かろうと思ったけど、そこはやっぱり全国でライブをして回ってる3人組。そんな状況も巧みなMCで笑いに変えて、自分たちのステージをやっていた。
3人ともボーカルをとれて歌もいろいろで、熱かったり、暖かかったり、おもしろかったり、バカバカしかったり、ロックンロールだったり。初めて聴く歌が多かったけど、いい歌ばかりだった。
にしても"ナイス!カレーライス"は、ほんと名曲。これとかエンケンの"カレーライス"とかマーシーの"カレーライスにゃかなわない"とか怒髪天の"ナンバーワン・カレー"とか筋肉少女帯の"日本印度化計画"とかをカレー屋さんのイベントライブで全部一緒に聴きたい。
本編ラスト、"月明かりの下"では鹿児島国際エアラインも交えての大打楽器祭り。ステージも客席も関係なくなって、あの空間のみーんながひとつになってた。すばらしい空間と時間だった。
アンコールで出てきたりぶさんが、まだ全国ツアーの半分もいってないのに『これでツアーファイナルってことでいい!』って半ベソで言ってた。そのくらいすばらしかった。
りぶさんの最新アルバムを聴きながらこれを書いてる。
MCで言ってた通りだ。ほんとこれ音圧低い!音が小さくてスカスカ!
でもそれがいいんだなー。あ、"月明かりの下"になった。いいね、思い出してニマニマしちゃう。
ごきげんよう。