
西谷弘監督、"容疑者Xの献身"。
弁当屋を開店させた花岡靖子は娘と2人でアパート住まい。隣りには高校の数学教師・石神が住んでいる。ある日、靖子の元夫が靖子の部屋に押し掛けて来て・・・。
私はドラマの"ガリレオ"を観ていない。なのになぜ観たのかと問われれば、ワイフが薦めてきたからであると答えるしかない。
ワイフ曰く『切ない。』と。『堤真一が切ない。』と。『この堤真一が一番いい。』と。
結局ワイフは堤真一のことしか言っていなかったのだが。
果たして。
ワイフの言っていた通りだった。この作品は堤真一に尽きる。
そもそも石神というキャラクターが実質的主人公である。そして彼の頭脳明晰さ、陰鬱さ、諦念、恋心、狂気、冷静さ、それら必要不可欠なパーツのどれもこれもを見事に石神の中に落とし込み、演じている。
最後の『どうして!?』って咆哮がカタルシスMAXで、私の切なさメーターが振り切れた。