能野哲彦監督、”赤い季節”。
組織を抜けようと思い立った殺し屋の男。普段はバイクの修理屋。しかし組織がそれを簡単に認めるわけもなく・・・。
この監督、誰だ?って思う人ばかりだと思う。でも僕は昔っから知ってる。【能やん】だ。ミッシェルを発掘してスターダムに押し上げ、日本中に、いや世界にそのロックンロールを知らしめたマネージャー、能やんだ。
その後、独立して自分の事務所を立ち上げた。現在チバたちはそこの所属。
チバの”SNAKE ON THE BEACH”名義のソロアルバム、”DEAR ROCKERS”収録の”Teddy Boy”にインスパイアされてこの映画の脚本を書き、自ら監督した。
映画としてはオーソドックス、ややもすると古い。設定も話も。演出も然り。それは想定内。
でもね。
劇中でTHE GOLDEN WET FINGERSのライブシーンがある。しかもDVDの特典映像はフルバージョン。加えてサントラも付く。となればこれは買わないわけにはいかない。
そのバンド、誰?って思う人ばかりだと思う。劇中のバンドだもん。架空のバンドだもん。知らなくて当然。でも知ったら驚愕。
チバユウスケ、中村達也、イマイアキノブの3人でTHE GOLDEN WET FINGERS。チバと達也だよ。奇跡だよ。夢だよ。幻だよ。なんだよそのバンド。ライブ観てーよ。音源欲しーよ。すげーよ。
リアルに活動しねーかなー、THE GOLDEN WET FINGERS。
なんて寝言を言っていたら、寝耳に水。
全国ツアー、しかも鹿児島に来る、それもSRホールなんて狭いハコ。
ヤバい。ヤバいヤバいヤバい。ヤバい。
明日7日(日)、僕は奇跡を体験しに行く。