灰である。鹿児島市内は連日桜島の灰ですごいことになっている。
街は灰だらけである。降る灰、舞う灰、灰、灰、灰である。
歩きながら灰が落ちてくるのを体感できる程に降っている。
道行く人は普段より少なく、歩いている人の表情は険しい。
こんな時に来てしまった修学旅行生には、なんだかすまない気持ちになってしまう。
いやいや、そうそう体験できることではないのだから逆に貴重なのかも。
にしても先週末オープンの路面店のたこ焼き屋はツイてなかったな。
オープンと同時にこのドカ灰で灰対策の外壁工事を余儀なくされたらしい。
外から焼く工程が見える作りが仇になってしまったわけだ。
そりゃあ、ジャリジャリするたこ焼きは御免だものな。
そうそう、昨日ふと思ったのだが、『結構毛だらけ、猫灰だらけ、お尻のまわりは~』なんていう口上というか常套句といったようなものがある。
てことはやっぱり猫って灰が好きなんだな。
ベランダに放した猫が、わざわざ灰が溜まっている隅っこに伏せたりゴロゴロしたり、こちらからしたら理解不能な行動をとるのは猫の性なんだろうな。
だとしたら、今の我が家のベランダに猫を放したら間違いなく狂喜乱舞するだろう。
手付かずのままの灰がキレイに一面を覆っているもの。
あぁ、こんなにも心から雨が降るのを待ちわびることはそうない。
雨雨降れ降れ、ドンドコドンドコドンドコドン。
ごきげんよう。