
マシュー・ヴォーン監督、”キック・アス”。
ヒーローに憧れている普通・・・よりちょっと下がるくらいの高校生が、カッコ悪い全身タイツを着てマスクを被ってヒーローになったつもりで街でケンカを止めに入ったら・・・。
いい、いい、という話は結構聞いていた。あらすじは敢えて知らずにいたけど、設定だけでなんとなくストーリーは思い描いていた。全体の雰囲気も然り。なんなら着地点もうすらぼんやり想像していたかもしれない。
が!
私の想像力なんて、ほーんとちっぽけな、ほーんとちっぽけな虫の足先に付いているか付いていないか分からないくらいのホコリ程もないってことが、よーく分かった。
最高だった。
クライマックス、画面に観入り、興奮で震えた。
ジョン・ウーの大傑作香港ノワール”男たちの挽歌”がリメイク・・・じゃなくてリウェイク(?)されていて、そっちは観てないまま言うのもおかしいけど、これ!これこそが正当なリメイクだ!と叫びたくなった。物語は全く別だけれども。それでも、だ。
それともう1コ。
これはもしかしたらカネコアツシの大傑作漫画”BAMBi”の序章にあたるのではないか!?って思った。
”BAMBi”のサントラの”Shot The Pink gun”が頭の中でグルグル回っていた。
この映画の音楽も相当カッコいいけど、あそこで”Shot The Pink Gun”が鳴っていたら、もう完璧だ。
すげぇっす。