【女子力】って言葉、あんまり好きじゃない。て言うか、実質的な意味がない言葉だと思う。
料理ができたりお菓子が作れたり裁縫ができたり、あとなんだろ、なんかまあ女性としてのスペック(これ、使い方間違ってない?あってる?)が豊富だったり優秀だったりってのが『【女子力】がある』ってことなんだろう。
んじゃ、その【女子力】は何のためだ?って話になるんだけれども、そりゃいろーいろーな回りくどい説明はあるだろうけど、行き着くところモテるためってことだと思う。もちろん異性である男性に。
なんだけど(こっからが大事)、我々男子一同は【女子力】なんて言葉使わないんだよね。使ってるのは女子だけでしょ。お互いに『あの娘は【女子力】が~云々。』言うてるだけでしょ。つまり男子が言葉を使わないってことは、そんなことを気にしてないってこと。んー、気にしてないって言ったら言い過ぎかもしれないけど、いわゆる【女子力】のあるなしよりも大事なことがあるってことだけは間違いない。
それは何か?そーれーはー、脈があるかどうか、自分に気があるかどうか、自分のことを好きかどうか、自分が愛されているかどうかってこと。それがぁ一番大事ぃ~だと思う。
自分のことを好きな女子が自分に対して一所懸命してくれる、その姿こそが力を持つと思う。例え料理が下手でも自分のために頑張って作ってくれたことに心動かされるわけで。
だから料理が上手でお菓子が作れて裁縫ができて、みたいなことってのは、好きな対象がいてこそ真価を発揮するのであって、ただそれができたからってモテには繋がらない。仏像作っても魂入れなきゃ意味がないのと一緒だと思う。
えーと、何が言いたいかって言うと、なんだかんだ努力するよりも異性を好きになる方が先じゃないかなってこと。誰かを好きになったら自ずと努力するわけだし、それこそ【女子力】をアップしようとするだろうし。
なので世の女性は【女子力】の向上以前に、異性を好きになる【好力(すきりょく)】の向上に努めた方がハッピーになれると思う。
でもってそしたら好かれる男子はもちろんハッピーなわけで、みーんなハッピーで万々歳!のはず。
てなことをー、テーブルでもカウンターでも女子同士でワイワイしゃべってるのを見ながらー、話をちょこっと小耳に挟みながらー、男よがりなのは充分承知の上でー、思ってしまったのですー。
命短し恋せよ乙女、いくつになっても、そしてそれが涙ばかりの恋だとしても。
ごきげんよう。