昨日は劇団どくんご公演”ただちに犬 Bitter”の千秋楽を鑑賞。
夜の帳が下りた頃、先日建てたテントは見事に見世物小屋の妖しいオーラを纏って、一緒に作業をした劇団員の方々はすっかり役になりきって、僕らを迎えてくれた。
昨年の
”ただちに犬 Deluxe”で一度経験していたので、最初っから意味や物語を求めることはせず、目の前で行われることにただただ身を委ねた2時間強。
時にエネルギッシュで、熱くて、時におかしくて、しつこくて、時に静かで、緊張して、時にバカバカしくて、驚愕して、時にグワーッときて、心配して、時に感心して、笑えて、時にブッ飛んでいて、カッコよくて。
僕が持っているいろんな感情を刺激する芝居。なんだかワンダーランドに迷い込んでしまったような感覚。
【意味】を求めることに意味はないってことを再認識した。
一夜明けて今日はバラシ作業。テント内での打ち上げ後も飲み続けた結果、遅れて参加。到着した時にはテントは形を成しておらず・・・。
昨日のあの出来事はほんとにここであったことなんだろうか?と頭に疑問符。
そしてその数時間後、なーんにもなくなった。いつものライオンズ広場になった。
何もないところに何かができて、何かは確実に存在していて、そしてまた何もなくなって。
何かがあったのは瞬間だけど、その瞬間は永遠だと思う。