みうらじゅん著、”PEACE”。
先日の”LOVE”と対をなすエッセイ集。こっちは彼の生き方とかスタイルに寄っている。
彼はマイブーマー。自分が興味あること、マイブームなことだけを突き詰めていくマイブーマー。ちなみに現在普通に使われている【マイブーム】ってのは彼が作った言葉だ。
そんなマイブーマーな彼だが、『これでいいんだ!』と思えるまでにはやっぱり葛藤があったようだ。その葛藤のありようがいいし、結果腹を括るに至る納得の仕方がいい。
要は他人は他人で、自分は自分ってこと。
自分は自分のことしかできないという、逆のあきらめが僕に自信を持たせてくれたのだと思う。
”イントロ”より
この本を読んでなんだか励まされた。と言うより、思い出させてもらった。
僕はずっとそう思って生きてきたはずのことを。
読み終えてからの世界はそれまでとちょっと違って見える。はっきりクリアだ。