いろんなものを読んだり観たりしていると、オリジナルがなんなのかわからないまま引用していることがある。
先日の「太陽が眩しいのが悪いのだ」もそれだ。
その日のブログを読まれた方が『一緒に白ワインを飲みましょう。』とおっしゃった。続けて『別に今日、ママンが死んだわけじゃないよ。』とおっしゃった。私は何のことかわからなかった。
『ムルソーを飲みましょう。主人公の名前が【ムルソー】だから。』 ますますキョトンとした。
数分後、疑問は氷解した。私は先のフレーズはアラン・ドロン主演の”太陽がいっぱい”のものだと思っていた。しかし実際はカミュの小説、”異邦人”のものだった。そしてその”異邦人”の書き出しが【きょう、ママンが死んだ。】であり、主人公の名前が【ムルソー】だったのだ。お恥ずかしい限り。
書いた私はもちろん勘違いしており、それを読まれた方は私が”異邦人”を引用したと勘違いされたわけで。しかしながらその2重の勘違いのおかげでおいしい白ワインが飲めたわけで。そして私には”異邦人”を読むきっかけができたわけで。
こんな勘違いなら何度でもしたい。