三池崇史監督、”
クローズZEROⅡ”。主演は小栗旬、山田孝之。
ゲンジがセリザワに勝って鈴蘭のてっぺんを獲ったかに思えたが、今もってリンダマンには連敗中、セリザワ軍団もゲンジ率いるGPSの下に付く様子はない。鈴蘭制覇を成し遂げたとは言い難い中、鈴蘭と敵対関係にあるものの、2年前から停戦協定を結んでいる鳳仙と諍いが起き、鈴蘭VS鳳仙の熾烈な戦いが始まる・・・。
いろいろと感想を書く前に”
クローズZERO”の感想を読み返したところ、大して変わらないと言うか、全く一緒と言っていい。キャラクターも物語もテイストも、すごく良くできた続編。燃える。男なら燃える。女なら惚れる。男でも惚れる。
ゲンジとセリザワがカッコいいのはもちろんのこと。今回気になったのは高岡蒼甫演じるイサキの常に眉間に皺を寄せた憂いの表情と、鳳仙のクレイジーロン毛・リョウのすんげえ速いパンチ。わだかまりを抱えつつも鈴蘭のためにゲンジに付くイサキ、2番手の美学を感じる。そしてあのリョウの身体能力の高さ。観てて思わず「速っ。」と呟いた。
あぁ、悪かった高校生の頃を思い出すぜ。喧嘩ばっかりしていたあの頃。群れるのを嫌う【クローズ】ではなく、みんなで仲良く渡る【ツルーズ】だったあの頃。ふっ、昔の話だ・・・。
”クローズZEROⅡ” ★★★★★