あまりの快晴っぷりに、久々にTCRにライドオン。与次郎近辺をグルーッと走った帰り道、自転車に乗ったチビッ子3人組が声をかけてきた。『あのぉ、桜島フェリーって、どこから乗るんですか?』
え?垂水フェリーではなく桜島フェリー?全然ここら辺じゃないぞ。まあ、帰り道だから付いてくれば?
ってことで、しばしのツーリング。とはいえヤツらのチャリとは性能が全く違うため、スピードを抑えたつもりでも『早いよ~。』の声が後ろから聞こえてきた。かなり抑えて時速12kmのプチツーリング。
訊いてみた。「桜島に行って何すんの?」
『桜島を1周するんです。友達が自転車で1周したって言ってたんで、僕らもやってみようかなと思って。』
正気ですか!?アップダウンは激しいし、しかもこのスピードだし、老婆心ながら「わっぜきついよ。多分、4、5時間かかるよさ。」と言ってみた。
『あ、1周したことあるんですか!?へぇ~。僕の友達は5時間かかったって言ってました。僕らが行くって言ったら「生還しろよ!」って言ってました。そんなにきついんですか?筋肉痛になりますか?桜島って、コンビニとかあります?自販機は?何メートルおきにあります?坂道って何回あります?100回?』
そんな質問に答えながら桜島フェリー乗り場へ到着。新しく中1になる子を筆頭に、小6、小4の男の子たち。ソフトボールで同じチームらしく、『僕ら優勝したんですよ!』と息巻いていた。
多少不安だったが、まあ3人寄れば文殊の知恵。1本じゃ折れる矢も3本束にしたら折れない。なんとか力を合わせて頑張ってこい。そんな思いでフェリーに乗船する彼らを見送った。
あれが1時半。もうそれぞれの家に帰り着いているだろう。グッタリしながらも、冒険の興奮を親に話しているだろうな。