ジェームス・ボンドの心の内を描いた傑作である前作
”007 カジノロワイヤル”のラストから1時間後という設定で始まる最新作、”007 慰めの報酬”。マーク・フォースター監督。原題は”007 Quantum of Solace”。
のっけからカーアクションシーンがガンガンくる。というより全編を通してアクションシーンがガンガンくる。”007”てアクション映画だったんだと再認識。
そしてこの物語においてもジェームス・ボンドはまだ【007】になりきれていない。冷静沈着さや計算高さというものがなく、愛する人の復讐というのが頭にあるからか、常に熱い。そして勢いで行動してしまう。結果、彼が通ったあとには死屍累々。上司であるMも頭を抱える。
人間臭さってのがウリだった前作を踏襲しているのはわかる。ただ前作は【愛】をテーマにしていたのに、今回のテーマは【復讐】だ。ここの違いがなんだかデカい。どうも私好みの叙情性に欠ける。
しかしながらダニエル・クレイグはカッコいい。引き締まったボディー、いつもシュッと伸びている背筋、常に細かい傷だらけの顔、物憂げな青い瞳。身のこなしは軽やかでエレガント。
あんな男になりたいもんだ。とりあえず自転車に乗ってダルダルボディーを引き締めよう。もしくは流鏑馬の講習でも受けに行くか?って最終的にダジャレで〆る如月の一日。
ごきげんよう。
”007 慰めの報酬” ★★★★