スパイク・リー監督、エドワード・ノートン主演、まつをさんオススメの”25時”。
舞台は【911】以降のN.Y.。麻薬の売人である主人公は逮捕されてしまった。そして25時間後には収監される。その25時間を彼はいかに過ごすか・・・。
彼は収監されてしまう自分の現状を生まれ育ったN.Y.のせいにする。そこに住む様々な人種、様々な職業の全ての人々がFUCKであると嘆く。愛すべき故郷であるはずのN.Y.への憎悪。主人公だけではなく、その友人である高校教師も証券マンもそれぞれ歪んだ価値観に支配されている。
スパイク・リーは【911】がそれらの遠因であるように描いている。が、正直、その流れや意味を理解するのは難しい。深い意図がある映画なのは分かるんだが、スコーン!とは頭に入らない。勉強不足の理解力不足。
しかしながら父親の独白シーンは素直にいいなと思った。母から息子へというのはよくあるが、ここで描かれたのは父から息子への無償の愛・・・というより、ぶっきらぼうな愛情。『幻の人生』か・・・。
親父がいないから父の日にすることもない。
しょうがないから友達とシャンパンでも飲むかな。劇中の台詞を呟きながら。
『Champagne for my real friends and real pain for my shame friends.・・・Cheers!』
25時【廉価2500円版】
エドワード・ノートン / / アスミック
スコア選択: ★★★★