ギャヴィン・フッド監督・脚本の”ツォツィ”。2006年アカデミー外国語映画賞受賞作品。
自らを【ツォツィ(不良)】と名乗る少年。親はなく、仲間達と夜な夜な刹那的な行為に身を費やしている。その行為のほとんどは犯罪であり、しかも暴力的なもの。生きるため・・・というには度を越している。ある日、彼が盗んだ車に赤ちゃんが乗っていて、どういうわけだか彼はその赤ちゃんを育てようとする・・・。
彼は【ツォツイ】と名乗っている。親にもらった名前は記憶の底に封印している。SHERBETの”760”を想起した。両親にもらった名前を空に返し、【760(セブンシックスオー)】が自らの新しい呼び名だとベンジーが歌う”760”。
名は体を表す。名前は良くも悪くもその存在自体を示すものになる。名前は大事だ。
また、名前のないものに名前を付けるということも興味深い行為だ。今まで以上の愛着が湧く。名前は大事だ。
【ツォツィ】という名前を封印することが、彼にとっての幸福への第一歩だろう。
ツォツィ プレミアム・エディション(2枚組)
/ Happinet(SB)(D)
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セキララ
SHERBET / / EMIミュージック・ジャパン
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