発売されたばかりの雑誌を買いに本屋へ。お目当ての雑誌は平積みされています。
その傍らには20代半ばの女性。他の雑誌を立ち読みしています。ちょっと急ぎ気味の私、彼女の脇に回り雑誌を手に取ろうとしますと、おやおやおや、平積みの雑誌の上にバッグが・・・。
躊躇してしまい、取ろうとした手を引っ込めてしまいました。どう考えてもこの立ち読み中の彼女のもの。他に該当者は見当たりません。が、件の彼女は未だ立ち読み中。
しょうがなくアピールです。「あの・・・。」と声を掛けました。すると彼女、こちらに一瞥もくれず、『すいません。』の一言もなく、ゆったりした動作で、軽く溜め息交じりで、バッグを隣りの雑誌の上へ置き直しました。
(ブチッ!)「くぉるぁあ!このアバズレ!てめえの小汚ねぇ騙されて買ったイミテーションのオンボロバッグなんざ、床に置きやがれ!雑誌は本屋の商品だ!こちとら商人の端くれ、商いの品を汚しているのを黙って見ちゃおれねえ!おうおうおう!てめえごときに立ち読みする資格なんざ、これっぽっちもねえやい!とっとと帰りやがれ!んっとに、おととい来やがれってんだいチクショーめ!」
と、インチキ江戸っ子に成りきり、あらん限りの罵詈雑言を浴びせかけてやりました。
・・・心の中で。
ああ~、イライラするぅ~!!